上西小百合衆院議員が維新の党を除名される

国会をサボって、除名された上西小百合議員は、今後無所属で活動を続けるそうだ。橋下大阪市長と並んでの会見では、「事実が伝わっていないところがある」と若干憮然とした表情を見せたが、何をどう考えてもフォローのしようがない行動であったことは間違いない。

どれだけ言い訳しても、その正当性は一つも見当たらないのが現状だ。どうも本人は、何が悪いかわかっていないような節もある。除名は妥当だが、納税者からすると、いっそ議員辞職もして欲しいのが本音だろう。

・3月12日 体調不良にて病院へ。診断書をもらう
・3月12日 夕方、だいぶ回復したとのことで、都内の料理店へ。
同伴者は、自民党の赤枝恒雄衆院議員(比例東京)
医師と患者として、面会、その後ショーパブへ
・3月13日 朝、体調が急変。嘔吐・下痢で本会議欠席、新幹線で大阪へ移動
・3月14、15日 男性秘書と京都へ(政務遂行のため)
・4月3日 橋下大阪市長と記者会見
・4月4日 除名発表

以下、ニュースより

維新除名の上西氏、無所属で活動宣言 病欠前夜のパブは「懇願されたから…」 自民議員との行動は「医者と患者」と主張
http://www.sankei.com/politics/news/150405/plt1504050010-n1.html
産経ニュースより

国会病欠前後の対応を問題視されて維新の党と、傘下の大阪維新の会から除籍(除名)処分を受けた上西小百合衆院議員(比例近畿)は5日、「議員辞職はせず無所属で国政に邁進(まいしん)する」との談話を発表した。また、処分理由について「若干事実が伝わっていない」と反論した。

談話によると、上西氏は衆院本会議を病気で欠席した3月13日の前日に病院で診断書を書いてもらったものの、夕方には「だいぶ回復した」と主張。その夜にともに都内の料理店に出かけた医師でもある自民党の赤枝恒雄衆院議員(比例東京)とは、持病の相談のため「医者と患者」として面会したという。

料理店を出た後、上西氏は都内のショーパブに行ったが、これについては赤枝氏に「『上西さんと親しいと言ったら、店の経営者が会いたいと希望しているのでついてきてほしい』と懇願されたから」と弁明した。13日朝には「体調が急変し、嘔吐(おうと)、下痢症が続き、とても本会議に耐えられる状況ではなくなった」として本会議を欠席し、大阪に新幹線で移動した。

週刊誌などが報じた14、15日の旅行に関しては、14日は静養していたと重ねて強調。15日に男性秘書と京都府を訪ねたのは認めたが、「政務遂行のため」と重ねて「デート」報道を否定した。上西氏は一連の騒動に謝罪した上で、「初心に帰って無所属議員として一から出直す覚悟だ」としている。

上西氏は3日夜に大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長とともに大阪市内で記者会見を行い、「デート旅行」を否定したが、橋下氏は病欠前後の行動を問題視し、4日に除名を発表。維新の党も同日中に除名処分を決めた。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150405-OYT1T50077.html
YOMIURI ONLINEより
維新除名の上西小百合氏「無所属議員で出直す」

維新の党は5日、上西小百合衆院議員について、党紀規則に基づき除名処分にしたと発表した。衆院会派からの除籍処分も決め、近く衆院に届け出る。

上西氏が3月12日に体調不良にもかかわらず知人議員と会食し、翌13日に2015年度予算案を採決する衆院本会議を欠席したことなどに対し、「国会議員としての責任感を欠く」と判断した。同党の地域政党「大阪維新の会」も4日に、上西氏の除籍を発表している。

党執行部は当初、議員辞職を求めたが、上西氏が受け入れなかったため、4日夜の党紀委員会で処分を決めた。松野幹事長は5日、大阪市内で記者団に「身を切る改革を訴えている党として、議員の規律に厳しく対応する。統一地方選で戦う同志への影響を考え、苦渋の選択をした」と述べた。

上西氏は5日、「初心に帰って無所属議員として一から出直す覚悟だ」とのコメントを発表した。

2015年04月05日 21時05分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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