寝屋川市議の吉羽美華氏ら5人が詐欺容疑で逮捕、過去には黄色いベンツで役所へ
以前、当サイトでも取り上げたことがある吉羽美華氏(大阪府寝屋川市議)が、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した福祉施設などを支援する公的融資制度を巡り、業務委託料の名目で現金をだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕されたという。
吉羽美華氏は、衆議院議員・谷川とむ氏の元妻で、現在はシングルマザーである。谷川とむ氏との離婚原因はDVとしていたが、谷川氏は勝手に出て行ったと主張しており、双方の意見が食い違ったままの離婚だったようだ。詳しくは、以下の記事にて確認されたい。
さて、その吉羽氏だが、過去に写真集を出したこともある美貌の持ち主だが、議員をしながら東京都内で会社経営もしていたという。「黄色のベンツで役所に来ており、羽振りがいいのだなと思っていた」の証言もあり、その羽振りのよさの原資が経営している会社の役員報酬によるものなのか、はたまた詐欺で得たものなのか…。
以前、経産省の職員が補助金制度を悪用し逮捕された事例があったが、独立行政法人「福祉医療機構」がらみの制度悪用による逮捕は初、総額10数億円にのぼると言われている。
過去に「希望の党」から国政挑戦、写真集発売も
吉羽容疑者は政党を替えながら国政に3度挑戦し、いずれも落選した。12年衆院選では大阪1区に民主党(同)から立候補し、13年参院選は大阪選挙区に新党大地から挑んだ。無所属で臨んで落選した16年の大阪府阪南市長選を挟み、17年衆院選では小池百合子・東京都知事が立ち上げた希望の党(同)から東京24区に立候補した。
過去には政治活動費を捻出するとして、自らの写真集を発売したこともあった。寝屋川市議には19年、シングルマザーとして子育て世代への支援拡充などを訴えて返り咲いた。21年9月定例会では、市長の勤務のあり方や教育現場の新型コロナ対策などについて一般質問に立っていた。議会事務局などによると、少なくとも20年以降、定例会本会議の欠席はなかったが、22年5月以降は欠席が続いていた。
吉羽容疑者は東京都内で会社を経営していた。登記簿によると、この会社はイベント運営などを手がけているとされる。吉羽容疑者を知る大阪府内のある市議は、議員としての働きぶりの印象は薄いといい、「議員業以外で忙しくしているように見えた」と話す。ある寝屋川市議は「黄色のベンツで役所に来ており、羽振りがいいのだなと思っていた」と言う。(河野光汰、華野優気)
この件が原因なのか、ここ2~3カ月ほど議会を欠席しているそうだ。一方で、安倍元総理の銃撃事件には、1年ぶりにブログを更新している。更新日は、2022年7月8日。議会は欠席していても、ブログの更新はできたようだ。
安倍元総理、生きて。
https://ameblo.jp/mika-448/entry-12752463114.html
もう一つ。こちらの記事もさらに事件について詳しく報じているので、ご一読いただきたい。
吉羽美華・寝屋川市議ら5人、詐欺容疑で逮捕…コロナ融資巡り委託料名目で十数億円被害か
新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した福祉施設などを支援する公的融資制度を巡り、業務委託料の名目で現金をだまし取ったとして、福岡県警は1日、大阪府寝屋川市議、吉羽美華容疑者(42)(大阪府寝屋川市)ら男女5人を詐欺容疑で逮捕した。県警は大阪府や福岡県内の福祉施設、医療法人などが受けた十数件の融資30億円以上のうち、十数億円が吉羽容疑者らの手に渡っていたとみて調べる。
発表では、5人は2020年7~12月、堺市の福祉施設に対し、独立行政法人「福祉医療機構」(WAM、東京)の「新型コロナウイルス対応支援資金」制度について、「特別な条件で融資が可能で、返済しなくても民事上の責任は負わない」などと偽り、同年12月中旬、この施設に1億2000万円の融資を受けさせ、うち5940万円を業務委託料などの名目でだまし取った疑い。吉羽容疑者は融資を持ちかける際に市議の名刺を見せていたという。
同機構によると、同制度は20年2月の制度開始から今年3月末までに全国で約3万9000件、約1兆9812億円の融資実績がある。融資時の仲介は不要だが、同機構には「仲介手数料を払えば、融資の半額の返済が不要になる」「特定の団体を通じないと融資が受けられない」などの虚偽の説明を受けたという相談が3月末までに約80件寄せられ、ホームページで注意喚起していた。
吉羽容疑者は寝屋川市出身。07年に同市議に初当選し、11年に再選された。その後、12年の衆院選など国政に計3回挑んだものの、いずれも落選。19年の寝屋川市議選で3選を果たした。
こういう不正があると、本来支援を必要としている人に届かなくなってしまうこともある。しっかり処罰していただきたい。