福岡県飯塚市の斉藤守史市長と田中秀哲副市長が平日昼間に賭けるマージャン

福岡県飯塚市の斉藤守史市長と田中秀哲副市長が、平日昼に市庁舎を離れ、賭けマージャンを繰り返していたことがわかったそうだ。

市長と副市長は地方公務員法で規定される特別職で、勤務時間は決まっていないことから、法的な問題はないが、二人とも「道義上の責任はある」と答えてはいる。しかし、いくら公務に影響がない、法的に違反はないとは言っても、居住区の首長が平日昼間から賭けマージャンをやっていると知ったら、住民はどう思うだろう。自分だったら、そんな人間には絶対に投票したくない。

公務員には「職務専念義務」がある。マージャンをやる暇があるのであれば、もっとやるべきことがあるだろうに。

【職務専念義務とは】

国家公務員法第96条及び地方公務員法第30条では、公務員の服務の原則として「すべて職員は、国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当っては、全力を挙げてこれに専念しなければならない」と規定される。

飯塚市長、賭けマージャン 平日昼に、副市長と

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/297257
西日本新聞より
2016年12月22日 06時00分

 福岡県飯塚市の斉藤守史市長と田中秀哲副市長が平日昼に市庁舎を離れ、賭けマージャンを繰り返していたことが21日、分かった。西日本新聞の取材に対し、2人は「道義的責任はある」と認めた。賭け金は1日1万円程度という。副市長が第三者から市内の元店舗に出入りする画像を突きつけられて交渉を迫られ、飯塚署に相談していた。メンバーには来年4月に市施設の指定管理者となる事業者の社長も含まれていた。

店は普段は営業しておらず、2人が来るときだけ開いていた。2人によると、市長は2006年に就任して以降、副市長も数年前から訪れていたという。

市長と副市長は地方公務員法で規定される特別職で、勤務時間は決まっていない。斉藤市長は取材に対し「市長になってから行っていた。何回かは分からない。開庁中に(役所を)抜け出してマージャンをしていたのには道義的責任がある」と話した。田中副市長は平日午後の公務が入っていないとき、秘書に「昼から休む」と告げて行っていたという。「決裁が滞ることはなく、公務に支障はなかったが、道義的責任は残る」と話している。

動いた金は1日で1人当たり1万円程度といい、2人とも「社会通念上、許される範囲」との認識で、指定管理者の会社社長とは以前からの知り合いと説明した。社長は取材に対し「指定の口利きをお願いしたことは一切ない」と話した。

田中副市長は今年に入り、面識のない人物から店に出入りする画像を提示され「善後策を福岡市内のホテルで考えましょう」と迫られたため、飯塚署に相談していた。金銭的な要求などはなかったという。

斉藤市長は地元食品メーカー社長から06年に初当選し、3期目。田中副市長は市財務部長などを経て10年から現職。

=2016/12/22付 西日本新聞朝刊=

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