中川郁子元衆院議員が鈴木宗男参議院議員に選挙区を譲る発言をし、物議・謝罪
中川昭一の妻である中川郁子前衆議院議員が、鈴木宗男参院議員の国政復帰を祝う会で「私は次の選挙に出ないので(鈴木氏に)自民党から出てほしい」と伝えたことが物議になり、謝罪する事態となった。
中川郁子氏の亡き夫は中川昭一氏。大臣を歴任し、政治家としての手腕も高いものがあったが、その地盤をひきついだ夫人に関しては、数々のスキャンダルやら不評がつきまとっていた。
挙句の果てには落選。当然の結果だ。自分の選挙区の候補者だったら、絶対投票しないだろう。故昭一氏の父親から引き継いだ地盤だというのに、このありさまである。
選挙区は中川氏個人のものではないのだから、たとえサービス精神からくる発言だったとしても言ってはならないひとことだろう。
ただし、「選挙にでたくない」は本心である可能性はある。
「軽率だった」中川郁子元衆院議員が“選挙区譲る”発言を釈明「鈴木宗男先生を尊敬する気持ちから…」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190808-00000003-hbcv-hok
自民党の中川郁子元衆議院議員が、次の選挙に立候補せず鈴木宗男参議院議員に選挙区を譲るという発言をしたことについて、「軽率だった」と釈明しました。
中川氏は3日、鈴木議員のパーティーで「私は次の選挙に出ない。宗男先生出ていただけませんか」などと発言し、波紋が広がっていました。
「鈴木先生を尊敬する気持ちから、あのように申し上げさせていただいた。大変軽率だった」(中川郁子元衆院議員)
中川氏は7日、会見でこう述べ、次の衆議院選挙に立候補する意向を強調しました。
北海道放送(株)
最終更新:8/8(木) 11:51
HBCニュース
鈴木親子に「十勝から」 中川氏発言が波紋 「もちろん次は私」 自民奮起のたとえ話?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190804-00010000-kachimai-hok
中川郁子前衆院議員=自民党11選挙区支部長=は3日、鈴木宗男参院議員の国政復帰を祝う会で、「私は次の選挙に出ないので(鈴木氏に)自民党から出てほしい」と伝えていたことを明らかにした。鈴木氏の参院選出馬表明前の6月に会談したとし「鈴木貴子衆院議員も十勝を選択肢に」と提案したことに言及した。次期衆院選に向け同党は議席奪還のため中川氏を支部長に再任しており、同氏はその後取材に対し「次は自民党で勝たねばというたとえ話。もちろん次は私が出る」と釈明した。政治関係者は「問題発言」と真意を測りかね、波紋が広がっている。
祝う会には石川香織衆院議員、夫の知裕元衆院議員も出席。中川氏は鈴木氏に促されて壇上に立ち、あいさつした。この中で、中川氏は6月17日に鈴木氏と面会したと明らかにし「(鈴木氏が)最後の男の勝負をするなら十勝で。保守系、政権与党の国会議員が出ないといけなく、保守合同なら応援できる。私には力がないので皆さんも安心すると言った」と述べた。鈴木氏の長女で釧根を地盤とする自民の貴子氏には「11区(十勝)を選択肢に」と提案したと語った。
鈴木氏は「2人だけの会話なので普通なら表に出さない話」としながら、「正直に話をしたことはありがたい。郁子さんは頑張りどころ。必ずチャンスは来る」と返した。
中川氏は、義父の故一郎氏、夫の故昭一氏の地盤を継ぎ、2017年の衆院選では3選を果たせず落選したが、18年3月、再起を目指し党11選挙区支部長に選任された。この経緯があるだけに、支部長を辞めるとも受け取れる「爆弾発言」に会場内はざわついた。
中川氏は終了後、十勝毎日新聞の取材に対し、発言内容は党内や後援会内の意見ではない「私見」だとした。