大城和恵さんが、日本人「女性医師初」のエベレスト登山に成功

エベレストの山頂を目指してた登山家・栗城史多(くりき のぶかず)さん(35)が、エベレストの下山途中で亡くなっているのが見つかったと報道があった。ニュースでも取り上げられたので、ご存じの方も多いと思う。

しかし、その陰で日本人女性医師初のエベレスト登山に成功した人がいた。大城和恵さん(50)だ。出身は長野県、現在札幌市に在住している。

大城和恵さんプロフィール

公式ホームページ:https://kazue-oshiro.com/

【経歴】
・長野県生・札幌市在住 日本大学卒業
・医学博士 Leicester(レスター)大学PGC in Mountain Medicine修了
・UIAA/ICAR/ISMM 英国国際山岳医(日本人初)
・Fellow of Academy of Wilderness Medicine 授与(北米最大野外医療学会Wilderness Medical Societyのfellow)(日本人初・唯一)

【専門】
・日本循環器学会認定循環器専門医
・日本内科学会認定内科専門医
・日本体育協会公認スポーツドクター
・日本プライマリ・ケア連合学会指導医・認定医
・日本医師会認定産業医

【役職】
・北海道警察山岳遭難救助アドバイザー医師
・富山県警察山岳遭難救助アドバイザー医師
・全国警察山岳遭難救助アドバイザー医師
・文部科学省南極地域観測統合推進本部委員
・総務省消防庁消防大学講師
・公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会医科学委員常任委員
・一般社団法人日本登山医学会理事

2010年「山岳医療情報」ウェブサイトを開設
https://sangakui.jp/

著書:
「三浦雄一郎の肉体と心 80歳でエベレストに登る7つの秘密」講談社+α新書
「登山外来へようこそ」角川新書

5月17日午前9時5分に登頂を果たし無事下山

大城和恵さんは、2018年5月17日午前9時5分(日本時間)、世界最高峰エベレスト(中国名:チョモランマ、8,850m)に、チベット側・北稜から、登頂を果たし無事に下山。

※2004年に、広島県の大田祥子医師が登頂後の下山途中8,500m地点で死亡しているという。

栗城さんと同時期に登山したと思われる大城さんは、2013年三浦雄一郎氏世界最高齢エベレスト登頂のチームドクター。これまで、デナリ山頂(北米最高峰6,190m)からスキー滑降、マナスル(世界8位、標高8,163m)チームドクターとして登頂、ヨーロッパ冬季登攀など経験を積んでの挑戦だったそうだ。

産経ビズにインタビューが載っているので、ぜひ見て欲しい。エベレスト登山の過酷さ、命がけであることなどが語られている。それは我々の想像をはるかに超えている。

今回、残念ながら命を落としてしまった栗城さんのご冥福を心より祈る。

日本人“女性医師初”のエベレスト登山に成功 今回の挑戦についてのインタビューを公開

2018.5.21 18:02 産経ビズ
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180521/prl1805211802118-n1.htm

山岳医療救助機構は、日本人初の国際山岳医・大城和恵(年齢:50歳、出身:長野県、在住:札幌市)が、2018年5月17日午前9時5分(日本時間)、世界最高峰エベレスト(中国名:チョモランマ、8,850m)に、チベット側・北稜から、登頂を果たし無事に下山したことについてインタビューを実施しました。日本人女性医師としてのエベレスト登山の成功は初めてとなります。
(注:2004年、広島県の大田祥子医師が登頂後の下山途中8,500m地点で死亡しています。)

大城和恵は2013年三浦雄一郎氏世界最高齢エベレスト登頂のチームドクター。これまで、デナリ山頂(北米最高峰6,190m)からスキー滑降、マナスル(世界8位、標高8,163m)チームドクターとして登頂、ヨーロッパ冬季登攀など経験を積んでの挑戦を果たしました。

■世界最高峰エベレストの登頂・下山についてのインタビュー

Q:登頂を果たして一言
「天候に恵まれ、美しい眺望の開ける山頂に立ち無事に下山できた。医師としてこの経験を生かして、これからも山で人が死なないための活動を続けたい。応援してくれた皆さんに心から感謝を伝えたい。」

(略)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
今日のおすすめ情報