PCR検査数を報道しないメディアの狙いとは

新型コロナウィルスの観戦者数が増え続けている。特に東京とその周辺は、数か月前には考えられなかったほどの患者数を毎日出し続けている。

確かに患者数だけ見れば、春頃から比べると爆発的に多い現状だが、一方で無症状者も少なくない。陽性者の濃厚接触者として検査を受けるケースもあるだろうし、また検査場が増えたことで、自ら受けに行く人数も増えている。特に年末は、帰省前に罹患していないかを確認するために、検査をした人も多かったそうだ。

不思議なのは、コロナ感染者数が増えているのは、PCR検査数が増えていることと無関係ではないことを、全く報じないマスメディアのあり方だ。

検査数が増えれば、当然陽性者数も増えるのだから、当たり前と言えば当たり前。春頃は、37人の罹患数で「東京アラート」なるものが発動されたが、あの頃はそもそも検査自体が受けられない状況だったため「隠れコロナ」の存在も多かったのではないかと予測する専門家もいる。

東京都のサイトには、検査人数の推移が載っているので、ぜひそちらを参考にしていただきたい。
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

きちんと、検査母数という事実を発表しながら、発症者数も報道すべきではないか。不安を煽るだけ煽って、視聴率さえ稼げればそれでいいというのは、メディア本来のあり方からかけ離れている。

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