原発事故で福島から横浜に自主避難後のいじめ問題で、学校は「率先して金渡した」と判断
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、横浜市に自主避難してきた生徒がいじめを受けていた問題で、両親が学校に「子どもが同級生に150万円ほど払わされた」と訴えた事件で、続報が入ってきた。
なんと、学校側で「率先して金を渡していた」と判断していたと言う。
150万円もの大金を渡すことが「率先」など笑止千万だ。万が一本当に本人が率先して渡していたとしても、小中学生でそのような金銭を子供同士でやり取りするのは、指導の対象であってしかるべき。
一体学校側は何をやっているのか。
また、加害側の親は一体どうしているのか。
脅して、いじめて、金を巻き上げたのであれば、これは立派な犯罪であり、被害者の親から訴えられてもいいだろう。何から何まで憤りを感じるニュースである。
原発避難いじめ 学校は「率先して金渡した」と判断
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161124/k10010781851000.html
NHKニュースより
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、横浜市に自主避難してきた生徒がいじめを受けていた問題で、両親が学校に「子どもが同級生に150万円ほど払わされた」と訴えたのに、学校の調査では8万円分しか確認できず、生徒が率先して渡していたとして、いじめにはあたらないと判断されていたことがわかりました。教育委員会は当時の対応を検証しています。
この問題は、原発事故で横浜市に自主避難してきた、現在中学1年の男子生徒が、転校してきた小学校でいじめを受けていたもので、横浜市教育委員会は当時の対応を検証しています。この問題で、生徒が小学5年生だったおととし6月、両親が学校に「子どもが同級生に遊ぶ金として合わせて150万円ほど払わされている」と訴えたのに、学校の調査ではおよそ8万円分しか確認できていなかったことが生徒の両親などへの取材でわかりました。
さらに、金を受け取ったとされる10人ほどの児童は「おごってもらった」などと話したことから、生徒が率先して渡していたとして、いじめにはあたらないと判断されていたということです。生徒の父親は「子どもはいじめをやめてほしくて金を払っていた。学校は動いてくれないのかと無力感しかなかった」と話しています。
横浜市教育委員会は、当時の学校の調査が十分でなかった可能性もあるとして、担当者から聞き取りを進めることにしています。