奈良県生駒市で2歳男児がプラ収納ケースに閉じ込められ死亡、父親逮捕

奈良県生駒市で2歳男児がプラスチックの収納ケースに閉じ込められ、死亡するという痛ましい事件が起きた。すでに殺人容疑で父親の井上祐介容疑者が逮捕されているが、日常的に虐待していた可能性がある。

幸也くんの発育について市の相談窓口を訪問する予定だったというが、子どもの成長について悩んでいたのかも知れない。そうは言っても、虐待は絶対にやっていはいけない行為だ。どんなにしつけが必要な場面であっても、子どもをプラスチックケースに閉じ込めるような罰則は普通の親には思いつかないだろうが、井上容疑者は幼少時に同様の体験をしたのだろうか。

また母親もこのような日常を問題なしとして過ごしていたところにも、恐ろしさを感じる。

2歳児収納ケース殺害 母親の注意後、父親が閉じ込め 泣き声「そのうち聞こえなくなった」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160413-00000522-san-soci
産経新聞 4月13日(水)14時13分配信

奈良県生駒市で2歳男児がプラスチックの収納ケースに閉じ込められ、死亡した事件で、殺人容疑で逮捕された父親の会社員、井上祐介容疑者(39)が死亡した幸也くんらをケースに入れたのは、妻(35)が「テレビを近くで見すぎたらだめ」と幸也くんと長女(3)を注意した後だったことが13日、捜査関係者への取材で分かった。

妻は2人がケースに閉じ込められたことを認識していたが、「前にもあったから大丈夫だと思っていた」などと説明。井上容疑者は「これまでに何回もやった」と供述しており、奈良県警は「しつけ」として閉じ込めが常態化していた可能性もあるとみて調べている。

捜査関係者によると、妻はリビングでテレビを見ていた幸也くんと長女がテレビに近寄りすぎているのを見つけ、「テレビを近くで見すぎたらだめ」などと注意。2人が言うことを聞かず、その後テレビをたたくなどして騒いでいたことから、井上容疑者が幸也くんと長女を収納ケースに閉じ込め、蓋をロックした。

2人が閉じ込められた際、妻は隣の台所で食事の支度をしており、県警の事情聴取に「状況は認識していたが、前にもやっていて、子供に問題はなかったので大丈夫だと思っていた」と説明。「閉じ込められてしばらくは泣く声が聞こえたが、そのうち聞こえなくなった」と話したという。

井上容疑者は「子供の発達に問題があった」とも供述しており、妻は今月、幸也くんの発育について市の相談窓口を母子で訪ねる予定だった。県警は、子育ての悩みなどから井上容疑者が同様の行為を繰り返していた可能性もあるとみて調べている。

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