市川市長再選挙(2018年)は、候補者全陣営に怪文書が出回る事態に
2018年4月22日に市川市長選挙の再選が行われた。実に、4ヶ月以上市長が不在だったということだ。途中、市民からの異議申し立てで、票の数え直しがあり、この時期まで再選挙が伸びたという。
4月22日の再選では、5者だった立候補者が3者まで絞られ、有権者としてはおそらく選びやすい状態であっただろうと推測するが、選挙前に怪文書の攻防があったと言う情報が入ってきた。
本日投開票の千葉県市川市長選挙、3陣営全てに関する怪文書が出回っていると、ツイッター上で各々の支持者が書面を晒している。去年11月は5新人が出馬し、再選挙の今回は3陣営に統合され熾烈な争いになっているらしい。今日一番の注目選挙。
— 雑談日日新聞 通信部 (@zatsudanflash) 2018年4月21日
ネット選挙が解禁になり、こうした情報もすぐに手に入るようになったのは非常に面白い。とはいえ、こうした意見も。
ネットで選挙が変わると思っていたけど、「怪文書2.0」みたいなノイズが目立ってて辛い。
— モバイルプリンス (@mobileprince_PR) 2018年4月22日
【市川市長再選挙(2018年)開票結果】
- 村越 ひろたみ 46,143票 当選
- 田中 甲 42,931票
- 坂下 しげき 41,880票
※投票率 33.97%
3候補とも怪文書が出回る事態に
市川市長再選挙に立候補した3陣営すべてに怪文書がまかれたそうだが、気になる中身をざっくりまとめると次のようになるという。
A候補
野党5党の応援を受けて立候補したA氏が当選すると、反日政策に予算をあてることになるだろう。本来支出するべきところに予算が回らず、市政がボロボロになるという内容だ。
B候補
B候補を応援しているX葛飾区議はヘイトスピーチを続けてきた議員であるという。レイシストの応援を受ける候補に市政を任せられないという内容だ。
C候補
女性問題で離婚した経験があり、その子供の認知をめぐって妻と一悶着あったという内容。また、C候補を支援している議員軍団が、以前市川市議会であった切手疑惑と関わっている人たちではないかという批判内容だった。
市川市長選再選挙 村越さん初当選 保守分裂 有利に
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201804/CK2018042302000140.html
東京新聞
市川市長選再選挙は二十二日投開票され、無所属新人で元衆院議員の村越祐民さん(44)=立民、民進、共産、自由、社民、市民ネットワーク千葉県推薦=が、元衆院議員の田中甲(こう)さん(61)、元県議の坂下茂樹さん(43)を破り、初当選した。当日有権者数は三十九万一千一人。投票率は昨年十一月の市長選の30・76%を3・21ポイント上回る33・97%だった。
村越さんは昨秋の市長選でも最も多い得票を獲得。市長選後も、再選挙に向け市民団体「市民に優しい市川市長を選ぶ会」や応援する議員団、労組などとともに、「野党統一候補」方式を掲げた。市内各地で街頭宣伝やミニ集会を続けるなど活動してきた。
選挙戦では「これまでのやり方では市政は変わらない。この選挙を通して市川を変えよう。市川が変われば、日本が変わるモデルになる」などと訴え、他の保守系二候補との違いを打ち出し、有権者に浸透した。
公共料金の値上げといった市民生活に身近な問題を取り上げ、市民の意見を聞くタウンミーティングを月一回開くと約束。選挙期間中には立憲民主党の枝野幸男代表、共産党の小池晃書記局長らも応援に入った。
敗れた田中さんと坂下さんには、昨秋の市長選に出馬した二人がそれぞれ支援に回り、坂下さんは公明党市議団の支持も受けたが、伸び悩んだ。両陣営は相手陣営を非難する場面もあり、昨秋と同様、保守の分裂が村越さんを押し上げたとみられる。